国際恋愛/国際結婚

国際結婚 苗字どうする? パスポート/子供の名字 inイタリア 

 

 

Ciao! チャオ! メリです。

 

左手の薬指に結婚指輪をはめた男女がブーケの上に手を重ねている

 

子どもの頃、なぜか漠然と自分は27歳で結婚すると思い込んでいました。早くもなく、遅くもなく、結婚適齢期ですよね。そんなことを踏まえて考えていたのでしょうか…。

ま、本当に結婚したのはその●年後でしたが…(ギリギリ1桁。笑)

 

さらに、結婚適齢期になっても不思議なことに壮大なプロポーズも期待してなかったし、苗字が変わるとかもピンときていませんでした。

 

やっぱり引き寄せの法則って本当なんでしょうか、、

 

 

見事にその通りになりました。笑
(苗字は本題ですが、プロポーズの話も気になります?では後ほど…)

 

この記事では、国際結婚をした場合の気になる苗字の変更について、した場合としなかった場合のメリット/デメリットをご紹介します。
さらに、子どもの苗字についても息子(通称:ハーフ君)を例に挙げて、私たちの選択について解説しています。

 

苗字を変更する・しないのメリットとデメリットを知って、大切なお名前のために幸せな選択ができるように知識をつけておきましょう。

 

国際結婚~苗字変更?夫婦別姓?~ メリとイタ夫のイタリアでの選択

日本では、結婚するときに夫婦は同じ姓になると法律で定められています。
夫婦別姓の議論もずっと続いていますが、やっぱり苗字が変わると、

「結婚したぞー!」感

結婚をした男女に紅白の花びらを舞いている

があります。友だちの苗字が変わったりするとひしひしと感じませんか?この感じ。

 

 

さて、イタ夫とメリの場合は?

苗字の変更についてほとんど話し合いをすることもなく、即決。

 

「夫婦別姓だよね」  「うん」

 

だって、イタリアは夫婦別姓が当たり前。イタ夫のご両親ももちろん別姓。
イタ夫に同姓という観念がないので、議論にもならない。

逆にイタリアで同姓にする人たちっているのでしょうか?明日イタ夫に聞いてみます。
(明日になったら忘れるパターン…)

 

先述したように、私自身は苗字に関してこだわりがなかったので、夫婦別姓で手続きを進めました。

 

国際結婚 苗字変えないメリットとデメリット

苗字を変えない、夫婦別姓のメリットとデメリットをご紹介していきます。

 

《メリット》

結婚後も今まで通り。違和感なし。
(パスポート、免許証、クレジットカード、仕事関係、その他証明書など、結婚によって変更するものはない)

 

《デメリット》

結婚した感が薄い。

入国の際などに婚姻証明書、子どもがいる場合は出生証明書などの2人の関係を証明する書類が必要なことが多い。

日本国内では、子どもの苗字は日本人の苗字になる。

 

デメリットの方がたくさんあるように感じますが、個人的にはこのメリットはとてつもなく大きかったです。
自分が持っているものの名前を1つ1つ変更していく時間と労力を考えると正直ぞっとします。

 

デメリットとしては、外国人夫/妻に、日本では子どもは彼らの苗字を名乗れないことを理解してもらうことが1番大きいかもしれません。
特に、日本に住もうとされている方は先にきちんと話し合いをしておく方が良いと思います。

 

国際結婚 苗字変えるメリットとデメリット

次に、結婚によって苗字を変更する場合のメリットとデメリットを考えてみたいと思います。

 

まず、苗字を変更するには2つのパターンがあります。

1.外国人夫/妻の苗字にする。

2.ダブルネーム(自分の苗字と外国人夫/妻の苗字を合わせた苗字)にする。
例:自分:田中メリ  外国人夫:イタ夫・スミス
→ダブルネームにすると、 スミス田中メリ もしくは 田中スミスメリ

 

それぞれについてのメリットとデメリットを比べてみましょう。

 

外国人夫/妻の苗字にする場合のメリットとデメリット

《メリット》

国際結婚した感が半端ない。

家族みんなで同じ苗字を名乗れる。

 

《デメリット》

登録してある全ての名前の変更をしなければならない。

日本で登録する際は、カタカナ(漢字もしくはひらがな)表記になる。

結婚から6ヶ月以内に、本籍または住民票がある地域の役所で苗字変更の手続きを行う必要がある。それ以降は、家庭裁判所への届け出が必要。

 

日本では聞きなれない苗字、特にカタカナの苗字… 「国際結婚です」っていうステータスですよね!かっこいい!最大のメリットですね。

 

そのステータスを得るためには、善は急げです。6ヶ月を超えると家庭裁判所で変更をしなければならなくなります。

アルファベットの苗字の場合は、登録にカタカナ(漢字もしくはひらがな)しか使用できないのでその辺りも考慮しないといけません。苗字によっては、カタカナ等に変換した時に違和感を感じるものもあると思います。

 

ダブルネームにする場合のメリットとデメリット

《メリット》

国際結婚感もあり、旧姓も残せる。

子どもも外国人夫/妻の苗字を名乗れる。

 

《デメリット》

家庭裁判所での申請が必要。

苗字が長くなる。

登録してある全ての名前の変更をしなければならない。

 

ダブルネームにできるのは、国際結婚ならではのメリットだと思います。国際結婚感もあり、旧姓も残せるので一石二鳥!

ただし、そのメリットを手に入れるには家庭裁判所に出向くことが必要です。
何か敷居が高いイメージですが、チャレンジするメリットはありそうです。

 

国際結婚 子供の苗字 戸籍やパスポートは? ハーフ君の場合

夫婦が子どもを優しく包んでいる

私たちは、夫婦別姓を選択しました。
さて、息子の苗字はどうしましょう?

実は、ハーフ君はイタリアと日本で名前が異なります。

 

戸籍について

【イタリアでは】

イタリアに戸籍はありませんが、出生の登録をします。
イタリアでの苗字の選択肢は2つでした。

 

①イタ夫の苗字
②ダブルネーム(イタ夫の苗字+メリの苗字 *この順番のみ)

 

私たちは②のダブルネームを選択しました。

息子のイタリアでの名前は、

ハーフ(名)・イタ夫の苗字(姓)・メリの苗字(姓)

と、登録されています。

 

私たちとしては、名前の響き的にイタ夫の苗字を最後に持ってきたかったのですが、法律的にこの順番でないといけないと言われ、しょうがなくそうしました。
法律には勝てない…

 

【日本では】

選択肢はなく、息子は私の苗字(夫婦別姓のため)しか名乗れません。

メリの苗字(姓) ハーフ(名)

こちらの名前で戸籍に登録されています。

 

パスポートについて

ハーフ君は、現在日本のパスポートのみ持っていますが、そちらも日本名が記載されています。
ただし、パスポートの場合は括弧書きでイタ夫の苗字も記載が可能なので、そのようにしています。

パスポートに内蔵されている情報は日本名のみなのですが、少なくともパスポートを見ると両親の苗字が記載されているので空港でのチェックは比較的スムーズです。

 

まとめ

ハーフ君を例に挙げて、子どもの苗字についてご紹介しましたが、各国それぞれルールが違うと思います。

息子が大きくなってどのように思うかは分かりませんが、私たちが息子のことを思って選択した苗字だということは伝えていきたいと思っています。

 

さいごに

ここまで読んで下さってありがとうございます。Grazie!

結婚後ずっと付き合っていく大切な苗字。苗字を変更してもしなくても、どちらにもメリットとデメリットがあります。

 

これから生まれてくるかもしれない新しい命のことも考えながら、2人でしっかり話し合って決めてほしいと思います。

 

おまけ

プロポーズのお話です。。

男性が指輪を持ってひざまづき、赤いドレスを着た女性にプロポーズしている

バラ100本の花束とか、膝をついて婚約指輪を出してとか、レストランでシャンペンの中に指輪が入っていてとか…

 

そんなロマンチックなプロポーズは微塵もなく…

イタ夫から言い出したのか、私から言い出したのかすら覚えていませんが、

 

「これからビザのこととかあるし、結婚した方が事は進みやすいよね」

「たしかに」

「求職中で時間あるし、今のうちに手続きしておこうか」

「そうしよっか」

 

以上、私たちの結婚のプロポーズでした。

超事務的です。

国際結婚だろうが、イタリア人夫だろうが、キラキラしていたり、ロマンチックだったりでもないのが現実です。

もちろん、これは私たちの場合です。

 

みなさんは、一生に一度の壮大でロマンチックなプロポーズはありましたか??